〔当HP:目次〕

《福田恆存「關係論」概略》

*「①場(場面)⇒からの關係(實在物)⇒②言葉(潜在物:關係的概念)⇒②の用法で②と自分(△枠)との距離測定の成立⇒①への適應正常が叶へられる」。

*參照著書『せりふと動き』「(場から生ずる)心の動き(關係)を形のある『物』として見せるのがせりふの力學(フレイジング等の用法)」。故に、その言葉との附合ひ方(フレイジング・so called)によつて、役者(人間)は場との關係の適應正常が叶へられる。

 

《上記:福田恆存「關係論」で解る、小林秀雄著 『ヒューマニズム』:エリオットと蕃山・仁齋等との近似》
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*ヴィジョン(理念)⇒からの關係「教養」⇒②ヒューマニズム⇒②の漠然とした性質への容認と純粋な機能・價値の合點⇒エリオット。
*志(ヴィジョン・理念 )を持つ人⇒からの關係「恩・教養」⇒貴賤不問⇒師友と道德議論⇒蕃山・仁齋等。

〔小林秀雄に於ける「批評方法」の要諦(著『批評』『讀者のために』から)〕
參照PP圖⇒
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*「文藝・美術・音楽の藝術性(『讀者のために』P296)」〔在るがままの作品の姿(物:場C‘)〕に對しても、「人間の(過去や外國の)現に生きてゐる個性的な印(P292『批評』)」〔即ち、西行・徂徠・ゴッホ等(物:場C‘)〕に對しても、小林は自分の「仕事(D1)の動機のうちに、愛(D1の至大化)とか信(D1の至大化)〔即ち「直接な取引き(D1の至大化)に關する一種の發言(D1の至大化)」(『批評』P292)〕とか呼ぶべきもの」(『讀者のために』P296)を必要としてゐると言ふ事。



《難解 小林秀雄 には福田恆存の關係論が最適》:參照PP圖⇒eriotto.banzan.pdf へのリンク

〔著 #坂口安吾 全集〕參照PP圖⇒sakaguchiango.pdf へのリンク

①優しい肯定的なもの(物:場)②荒々しく異常な破壊的なもの(物:場)⇒からの關係:文學に、強引に眞つ正直に直結作品群の外見上の『亂脈と言ふアイロニー』(④の對立的概念)⇒⑤を必須とした事で(⑥客觀視・距離把握・so called)⇒安吾

〔著 入り江のほとり〕參照PP圖⇒kansou.pdf へのリンク

①肉親達の退屈な無味な生活②作者自身の姿③深い自己④ヴィジョン:各(物:場)⇒からの關係:①②③を「憎しみも愛もなく顧みた」。保持者のみが捕らへる⇒⑦鳴らないヴァイオリン(⑤的概念)⇒⑦を領してゐる⇒#正宗白鳥

〔著 牛部屋の臭ひ #正宗白鳥〕參照PP圖⇒kansou.pdf へのリンク

①陰氣な暗い人生圖②自然の單純な姿③魅力ある風景畫④ヴィジョン:各(物:場)⇒からの關係:②③に造形⇒⑤慘めな女三人(造形的概念)⇒⑤に生き生きとした夢を保持化(⑤の用法・距離把握)⇒作者。

〔著 #ヴァレリイ 全集〕參照PP圖⇒ http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/valery.pdf

 

①詩の創造過程といふ現實の經驗(物:場)⇒からの關係:直観と言ふ批評原理〔は分析し難くの可能な限り意識化努力のうちに訓練されたが必要〕⇒④知性,知識(批評的概念)⇒④は助けにならぬヴァレリイ

〔著 #詩と #叡智 :#ヴェルレエヌ〕

 

#キリスト(絶對)からの關係:「屋根の上の空の青さ」〔叡智:深く見る視力〕⇒③知惠(的概念)⇒③は樣々な種類に分枝する⇒①ヴェルレエヌ

 

〔小林:四評論( #無私の精神 #批評 #読者のために #後藤亮『正宗白鳥、文學と生涯』)に共通する「批評方法」の要諦(無私・愛・信)

 

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1444251239387070473

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〔後藤亮『正宗白鳥、文學と生涯』〕

 

正宗白鳥(物:場)⇒からの關係:「②白鳥文學眞相」への無私で純粋な敬愛の情(D1の至大化)⇒③觀念・事實(②的概念F)⇒③の分析實證の成果(Eの至大化)⇒後藤(△枠):①への適應正常

《小林秀雄評論 『讀者のために』及び『批評』(感想Ⅵ)から》
參照PP圖⇒
http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/dokushanotameni.pdf


小林評論の本質:批評の方法》:〔小林『批評の方法』とカント『批判哲學』との相似性〕

小林①【文藝・美術・音樂の藝術性〔『在るがままの作品の姿』(物:場 C‘)〕及び『人間(西行・徂徠等)の現に生きてゐる個性的な印』(物:場 C‘)】カント❶【『對象のあるがままの性質(物:場 C‘)』】からの關係小林①との【②『直接な取引き的發言(D1の至大化)』即ち①に『批評(D1)の具體的な動機〔②對象への愛・信(D1の至大化)〕を捜し求め(D1の至大化)これを明瞭化(D1の至大化)』】カント❶を【➋正しく評價(D1の至大化)・積極的に肯定(D1の至大化)・違ふ特質(物:場 C‘)を明瞭化(D1の至大化)】對立的概念小林『③自他の主張(F)』カント➌『獨斷的・懐疑的態度(F)』との距離把握小林③を『極度に抑制・斷念』(Eの至大化)カント➌を『捨てる』(Eの至大化)小林(批評)カント(批判哲學)(△枠) への適應正常(D1の至大化)

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小林「批評方法」の要諦  #批評 #讀者のために から〕

#文芸 #美術 #音楽 /#西行 #徂徠 等⇒からの關係:②愛と信〔①に「直接な取引きに關する一種の發言」〕が必要⇒③自他の主張(②の對立的概念)⇒③を極度に抑制⇒小林

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〔著 批評〕

 

①人間(過去や外國)の現に生きてゐる個性的な印〔人物:#徂徠 #ゴッホ 等(物:場)からの關係:をつかみ直接な取引き的發言(②愛・信)を基盤⇒③自他の主張(②の對立的概念)⇒③を極度に抑制斷念小林:への適應正常

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442797604178333697

〔著 読者のために〕 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/dokushanotameni.pdf

 

①文芸美術音楽の芸術性〔在るがままの作品の姿(物:場)からの關係:への批評動機(②愛・信)を捜し求め明瞭化⇒②の對立的概念(③自他の主張)⇒③との距離把握(③を極度に抑制・斷念)⇒小林:への適應正常

#批評 

 

以下『3ツイッター』、即ち、小林評論と#カント #批判哲學との相補性

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442435325247193091

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442304377738256392

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442079358261161990

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442804361885720581

〔以下『2ツイッター』にて《#小林評論 の本質》即ち〔小林『#批評の方法』とカント『#批判哲學』との相似性〕を探究す〕

 

著 #讀者のために #批評《カントの近代的クリチックの大道》

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442304377738256392

https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442797604178333697

〔著 #批評〕:「#批評精神 の純粋な形」參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf

 

  自分(物:場)からの關係:即ちの内に「具體的な動機(對象への愛・信)を捜し求めこれを明瞭化」⇒③自他の主張(の對立的概念)⇒③を極度に抑制・斷念(果敢な精神=無私)⇒#批評家(作品):への適應正常

〔著 #批評〕 《カントの『批判哲學』説明》參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf

 

「① 人間理性の在るがまま(物:場 C‘)⇒からの關係:①をつかむ(批判的態度の成立D1の至大化)には⇒②獨斷的態度・懐疑的態度(批判的概念F)⇒を、すてなければならない(②の用法:Eの至大化)⇒カント:①への適應正常」

著 批評  參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf

 

#カント #クリティック の大道

①對象②對象のあるがままの性質③他と違ふ特質(物:場)⇒からの關係:①を正しく評價。とは②を積極的に肯定。爲には③を明瞭化⇒分析・限定(①②③的概念)⇒は必至⇒カント:①への適應正常

〔著 #無私の精神〕 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mushinoseishin.pdf

 

  日に新たな物(場)からの關係:の動きに歩調を合はせて黙々と「實行:批評の客觀性」(無私の精神)古い解釋・知識(の對立概念を捨てる實行家・批評家 への適應正常。

 

①現在の経験的事實(物:場 )からの關係:の價値判斷を迫る〔實行・批評の客觀性(無私の精神)〕古い解釋・知識(の對立概念)の存在放棄實行家・批評家 への適應正常。

〔著 #道徳〕 #徂徠  參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/doutoku2.pdf

 

 

*天(絶對的概念)⇒天命を知る⇒聖人(作る人)⇒①「社會の中で大道術(治國安民)を敢行+歴史に絶對的人格形成」からの關係:道德⇒①②を初心で捉へる(徂徠思想)私達の人格 ①②への適應正常。

〔著 #物〕參照PP圖⇒ http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mono.1p.pdf

 

『學問は歴史(物:場)に極まり候』『#学問 の道は文章(物:場)の外無レ之候』#徂徠

 

*歴史といふ『物』(場 :文・あや・文物・文章)〔即ち、人間的經驗の印し・人間の本性・『太初に言葉あり』〕からの關係:學問・各(教へ)・無私・直知朱子学(心は教への條件)を否定。

 

〔著 #物 〕參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mono.1p.pdf

 

 ①#徂徠「格物論『物とは教への條件なり』」と、

 ②#恆存「關係論『場との"關係"と言ふ眞實を生かす』」との相似性

 

  (②)⇒「物を手がかりとして心は働く(①徂徠)」「場からの關係(場から生ずる心の動き)②恆存」。

 

〔著 #歴史  徂徠〕:參照PP圖 http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/P3.rekishi.pdf

①『太初(はじめ)に言葉〔人間の本性・歴史〕あり』からの關係『過去は現在に生きている』⇒③#学問 出會ひ(②的概念)⇒ 學問は歴史に極まり候(③と自己との距離確立)⇒#徂徠(#古文辞学への適應正常)

〔著 歴史 :(二者)歴史と自然の峻別〕

#太初(はじめ)に #言葉 あり(①歴史&#聖書:ニュートン)(#歴史:徂徠)⇒からの關係「世界―①犠牲」による②#万有引力 の發明(#ニュートン)#学問 は歴史に極まり候( #古文辞学 #徂徠)

〔著 歴史  ニュートン 徂徠の近似〕  

#太初(はじめ)に #言葉 あり(①歴史&#聖書:ニュートン)(#歴史:徂徠)⇒からの關係「世界―①犠牲」による②#万有引力 の發明(#ニュートン)#学問 は歴史に極まり候( #古文辞学 #徂徠)

#天命 を知るとは #徂徠 と孔子〕

①天⇒からの關係(②敬天・出合といふ經驗事實)の徹底容認(学問の要)⇒②的概念(生活かつ體驗される事實)⇒『一(體驗事實)以て之を貫く』( ②と自己との距離確立)⇒#孔子  への適應正常

#天命を知るとは #徂徠 の #仁齋 批判〕

①天⇒からの關係〔知る工夫を重ねる(心法:仁齋學)〕ではなく〔命ずるを知る(任:徂徠學)⇒②的概念(③)⇒民を安んずる〔と自己との距離確立〕⇒#孔子  への適應正常。

〔著 天命を知るとは 孔子 フロイトの近似性〕

  天⇒からの關係(②命ずるを知る・使命感自覺)⇒②的概念(③民・患者)⇒ひたすら民(患者)を安んずる(治療)〔③と自己との距離測定成立〕⇒#孔子 #フロイト ①への適應正常。

〔著 天命を知るとは #徂徠 #孔子 #論語 #天命〕

①先王⇒からの關係(②道を説く使命感を自覺)⇒②的概念(#民)⇒ひたすら民を安んずる⇒孔子: ①への適應正常。

〔著『徂徠』・『辯名』〕
①歴史・古典・古書・言葉『太初に言あり』・孔子・聖人(絶對的諸概念)⇒からの關係〔學問・②辯名(①を明らか)に知を傾け盡くした信念。知るより「只只心を平にして」行ふのが先き〕⇒②的對立概念(③朱子學的言語)⇒③の訓詁註釋を否定⇒徂徠(①への適應正常)。

〔著『徂徠』・孔子〕
①確かな物(先王:絶對的概念)⇒からの關係『好みこれに遵ひこれに熟しこれを行ふに至つて智を成した』『生に竢つ(待つ)・道は行ふ所』・生きる方が根柢⇒②言葉⇒巧言を嫌ふ⇒孔子(①への適應正常) 。

〔著 #哲学  #中庸 #孔子 #伊藤仁斎 〕

①#論語 之極致⇒からの關係「②中庸」⇒③#平常心(②的概念)⇒③を深化・純化〔③と自己との距離測定成立〕⇒大義①を摑む(①への適應正常化)。

 

#朱子学 否定 #学問

〔著 #哲学  #仁斎 思想傳達の困難性〕

  論語・孔子(絶對的概念)⇒②思つて得る(①からの關係)⇒「アイロニー・反語・問答」(②的傳達概念)⇒を「訓詁註釋」的に學んで知るは不可能〔②と自分との距離不測定〕⇒仁齋への共鳴者(①への適應異常)。

〔著 #哲学  #孔子 #仁斎〕

①道德(絶對的概念)⇒②衰退(①からの關係)⇒議論(②的概念)⇒一分高し〔議論と自分との距離不測定〕⇒賢智者の陥穽(①への適應異常)〔人間孔子の「對儒者達への根本的惱み」を仁齋は發見〕。

〔著『 ヒューマニズム』 伊藤仁齋〕
①論語(最上至極宇宙第一)・孔子・孟子・古典(絶對的概念)⇒からの關係(①を熟讀精思『心目の間に瞭然たらしむ』る心法で捕らへる(『思つて得る』)⇒「心法」對立概念(②朱子學)⇒②の訓詁註釋(學んで知る)を否定⇒仁齋:孔子と交はる樂しみ(①への適應正常)。

〔著『ヒューマニズム』  エリオット〕
①歴史(絶對的概念)⇒からの關係〔生きた教養(個性+感受性の内に涵養)〕⇒②ヒューマニズム(教養的概念)⇒②の漠然とした性質への容認が②の純粋な機能.價値の合點⇒社會に生きる洗煉された自己の姿(①への適應正常)。

〔著『ヒューマニズム』 熊澤蕃山〕
①志(ヴィジョン・理念)を持つ人⇒からの關係「教養・恩」⇒②貴賤不問(人間的:ヒューメン)⇒②で師友と道德議論遊び⇒蕃山等(①への適應正常)〕
①本(ほん)・志・人倫(絶對的概念)⇒からの關係「②まじはり・恩・教養(D1の至大化)」⇒貴賤不問(②的概念人間的:ヒューメン)⇒②で師友と道德議論遊び⇒蕃山(①に適應正常)。

〔著『 ヒューマニズム』 中江藤樹〕
①天地・人倫(絶對的概念)⇒からの關係〔『天地の間に己ひとり』在る:學問の良心〕⇒②孝(學問の良心的概念)⇒②の用法・距離把握〔②の原理の實行による自證〕⇒藤樹脱藩。藩主藩學よりも②を優先(①への適應正常)。

〔著『哲學  西周

  ダイモン(超自然的靈的存在)・賢徳⇒からの關係 ②ヒロソヒ #フィロソフィー⇒③希哲學(希ふ賢:②的概念)と命名し⇒徂徠學での人間發見で②と同質と把握〔③と自己との距離測定成立〕⇒西周:①への適應正常。

〔著『考へるといふ事』 本居宣長〕
①あはれといふ物・言葉(絶對的概念)⇒からの關係(むかへる・かむかふ・考へる)⇒②言語⇒②への訓詁註釋否定⇒宣長(①への適應正常)。

〔著『プラトンの國家』〕
①巨獣(場:社會・國家)⇒からの關係(②必然・欲望・真理の尺度・屈従)⇒②的概念(善惡・正義不正義・自由・平等差別)⇒を撫でる・意見・學説⇒①の馴らし方にソフィスト達・大衆が困惑 (①への適應異常)。