《福田恆存「關係論」概略》
*「①場(場面)⇒からの關係(實在物)⇒②言葉(潜在物:關係的概念)⇒②の用法で②と自分(△枠)との距離測定の成立⇒①への適應正常が叶へられる」。 *參照著書『せりふと動き』「(場から生ずる)心の動き(關係)を形のある『物』として見せるのがせりふの力學(フレイジング等の用法)」。故に、その言葉との附合ひ方(フレイジング・so called)によつて、役者(人間)は場との關係の適應正常が叶へられる。 |
《上記:福田恆存「關係論」で解る、小林秀雄著 『ヒューマニズム』:エリオットと蕃山・仁齋等との近似》
參照PP圖⇒eriotto.banzan.pdf へのリンク
*ヴィジョン(理念)⇒からの關係「教養」⇒②ヒューマニズム⇒②の漠然とした性質への容認と純粋な機能・價値の合點⇒エリオット。 |
〔小林秀雄に於ける「批評方法」の要諦(著『批評』『讀者のために』から)〕 |
《難解 小林秀雄 には福田恆存の關係論が最適》:參照PP圖⇒eriotto.banzan.pdf へのリンク
〔著 #坂口安吾 全集〕參照PP圖⇒sakaguchiango.pdf へのリンク ①優しい肯定的なもの(物:場)②荒々しく異常な破壊的なもの(物:場)⇒からの關係:④文學に、強引に眞つ正直に直結⇒作品群の外見上の『⑤亂脈と言ふアイロニー』(④の對立的概念)⇒⑤を必須とした事で(⑥客觀視・距離把握・so called)⇒安吾 |
〔著 入り江のほとり〕參照PP圖⇒kansou.pdf へのリンク ①肉親達の退屈な無味な生活②作者自身の姿③深い自己④ヴィジョン:各(物:場)⇒からの關係:①②③を「⑤憎しみも愛もなく顧みた」。③は⑤保持者のみが捕らへる④。⇒⑦鳴らないヴァイオリン(⑤的概念)⇒⑦が①を領してゐる⇒#正宗白鳥 |
〔著 牛部屋の臭ひ #正宗白鳥〕參照PP圖⇒kansou.pdf へのリンク ①陰氣な暗い人生圖②自然の單純な姿③魅力ある風景畫④ヴィジョン:各(物:場)⇒からの關係:①を④で②③に造形⇒⑤慘めな女三人(造形的概念)⇒⑤に生き生きとした夢を保持化(⑤の用法・距離把握)⇒作者。 |
〔著 #ヴァレリイ 全集〕參照PP圖⇒ http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/valery.pdf ①詩の創造過程といふ ②現實の經驗(物:場)⇒からの關係:③直観と言ふ批評原理〔①は分析し難く②の可能な限り意識化努力のうちに訓練された③が必要〕⇒④知性,知識(批評的概念)⇒④は助けにならぬ⇒ヴァレリイ |
〔著 #詩と #叡智 :#ヴェルレエヌ〕 ①#キリスト(絶對)⇒からの關係:「屋根の上の空の青さ」〔②叡智:深く見る視力〕⇒③知惠(②的概念)⇒③は樣々な種類に分枝する⇒①ヴェルレエヌ |
〔小林:四評論( #無私の精神 #批評 #読者のために #後藤亮『正宗白鳥、文學と生涯』)に共通する「批評方法」の要諦(無私・愛・信)〕 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1444251239387070473 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442797604178333697 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1443737475365490691 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1439507691919994881 |
https://twitter.com/hodaka31903190/status/1444251239387070473 〔後藤亮『正宗白鳥、文學と生涯』〕 正宗白鳥(物:場)⇒からの關係:「②白鳥文學眞相」への無私で純粋な敬愛の情(D1の至大化)⇒③觀念・事實(②的概念F)⇒③の分析實證の成果(Eの至大化)⇒後藤(△枠):①への適應正常 |
《小林秀雄評論 『讀者のために』及び『批評』(感想Ⅵ)から》
小林①【文藝・美術・音樂の藝術性〔『在るがままの作品の姿』(物:場 C‘)〕及び『人間(西行・徂徠等)の現に生きてゐる個性的な印』(物:場 C‘)】:カント❶【『對象のあるがままの性質(物:場 C‘)』】⇒からの關係:小林①との【②『直接な取引き的發言(D1の至大化)』即ち①に『批評(D1)の具體的な動機〔②對象への愛・信(D1の至大化)〕を捜し求め(D1の至大化)これを明瞭化(D1の至大化)』】・カント❶を【➋正しく評價(D1の至大化)・積極的に肯定(D1の至大化)・違ふ特質(物:場 C‘)を明瞭化(D1の至大化)】⇒②➋の對立的概念:小林『③自他の主張(F)』・カント➌『獨斷的・懐疑的態度(F)』⇒③➌との距離把握:小林③を『極度に抑制・斷念』(Eの至大化)・カント➌を『捨てる』(Eの至大化)⇒小林(批評)・カント(批判哲學)(△枠) :①❶への適應正常(D1の至大化)。 |
https://twitter.com/hodaka31903190/status/1443530460840087554 〔小林「批評方法」の要諦 著 #批評 #讀者のために から〕 ①#文芸 #美術 #音楽 /#西行 #徂徠 等⇒からの關係:②愛と信〔①に「直接な取引きに關する一種の發言」〕が必要⇒③自他の主張(②の對立的概念)⇒③を極度に抑制⇒小林 |
https://twitter.com/hodaka31903190/status/1443737475365490691 〔著 批評〕 ①人間(過去や外國)の現に生きてゐる個性的な印〔人物:#徂徠 #ゴッホ 等(物:場)〕⇒からの關係:①をつかみ直接な取引き的發言(②愛・信)を基盤⇒③自他の主張(②の對立的概念)⇒③を極度に抑制斷念⇒小林:①への適應正常 |
https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442797604178333697 〔著 読者のために〕 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/dokushanotameni.pdf ①文芸美術音楽の芸術性〔在るがままの作品の姿(物:場)〕⇒からの關係:①への批評動機(②愛・信)を捜し求め明瞭化⇒②の對立的概念(③自他の主張)⇒③との距離把握(③を極度に抑制・斷念)⇒小林:①への適應正常 |
著 #批評 以下『3ツイッター』、即ち、小林評論と#カント #批判哲學との相補性 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442435325247193091 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442304377738256392 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442079358261161990 |
https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442804361885720581 〔以下『2ツイッター』にて《#小林評論 の本質》即ち〔小林『#批評の方法』とカント『#批判哲學』との相似性〕を探究す〕 著 #讀者のために #批評《カントの近代的クリチックの大道》 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442304377738256392 https://twitter.com/hodaka31903190/status/1442797604178333697 |
〔著 #批評〕:「#批評精神 の純粋な形」參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf ① 自分(物:場)⇒からの關係:即ち①の内に②「具體的な動機(對象への愛・信)を捜し求めこれを明瞭化」⇒③自他の主張(②の對立的概念)⇒③を極度に抑制・斷念(果敢な精神=無私)⇒#批評家(作品):①への適應正常 |
〔著 #批評〕 《カントの『批判哲學』説明》參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf 「① 人間理性の在るがまま(物:場 C‘)⇒からの關係:①をつかむ(批判的態度の成立D1の至大化)には⇒②獨斷的態度・懐疑的態度(批判的概念F)⇒を、すてなければならない(②の用法:Eの至大化)⇒カント:①への適應正常」 |
著 批評 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/hihyou.pdf #カント #クリティック の大道 ①對象②對象のあるがままの性質③他と違ふ特質(物:場)⇒からの關係:①を正しく評價。とは②を積極的に肯定。爲には③を明瞭化⇒分析・限定(①②③的概念)⇒は必至⇒カント:①への適應正常 |
〔著 #無私の精神〕 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mushinoseishin.pdf ① 日に新たな物(場)⇒からの關係:①の動きに歩調を合はせて黙々と「②實行:批評の客觀性」(無私の精神)⇒古い解釋・知識(②の對立概念を捨てる⇒實行家・批評家 ①への適應正常。 ①現在の経験的事實(物:場 )⇒からの關係:①の價値判斷を迫る〔②實行・批評の客觀性(無私の精神)〕⇒古い解釋・知識(②の對立概念)の存在⇒放棄⇒實行家・批評家 ①への適應正常。 |
〔著 #道徳〕 #徂徠 參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/doutoku2.pdf *天(絶對的概念)⇒天命を知る⇒聖人(作る人)⇒①「社會の中で大道術(治國安民)を敢行+歴史に絶對的人格形成」⇒からの關係:②道德⇒①②を初心で捉へる(徂徠思想)⇒私達の人格 ①②への適應正常。 |
〔著 #物〕參照PP圖⇒ http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mono.1p.pdf 『學問は歴史(物:場)に極まり候』『#学問 の道は文章(物:場)の外無レ之候』#徂徠 *歴史といふ『物』(場 :文・あや・文物・文章)〔即ち、人間的經驗の印し・人間の本性・『太初に言葉あり』〕⇒からの關係:學問・各(教へ)・無私・直知⇒朱子学(心は教への條件)を否定。 |
〔著 #物 〕參照PP圖⇒http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/mono.1p.pdf ①#徂徠「格物論『物とは教への條件なり』」と、 ②#恆存「關係論『場との"關係"と言ふ眞實を生かす』」との相似性 ① 物(②場)⇒「物を手がかりとして心は働く(①徂徠)」「②場からの關係(場から生ずる心の動き)②恆存」。 |
〔著 #歴史 徂徠〕:參照PP圖⇒ http://tsuneariyomukai.dousetsu.com/P3.rekishi.pdf ①『太初(はじめ)に言葉〔人間の本性・歴史〕あり』⇒からの關係②『過去は現在に生きている』⇒③#学問 出會ひ(②的概念)⇒ 學問は歴史に極まり候(③と自己との距離確立)⇒#徂徠(#古文辞学 ①への適應正常) |
〔著 歴史 :(二者)歴史と自然の峻別〕 #太初(はじめ)に #言葉 あり(①歴史&#聖書:ニュートン)(#歴史:徂徠)⇒からの關係「世界―①犠牲」による②#万有引力 の發明(#ニュートン):#学問 は歴史に極まり候( #古文辞学 #徂徠) |
〔著 歴史 ニュートン 徂徠の近似〕 #太初(はじめ)に #言葉 あり(①歴史&#聖書:ニュートン)(#歴史:徂徠)⇒からの關係「世界―①犠牲」による②#万有引力 の發明(#ニュートン):#学問 は歴史に極まり候( #古文辞学 #徂徠) |
〔#天命 を知るとは #徂徠 と孔子〕 ①天⇒からの關係(②敬天・出合といふ經驗事實)の徹底容認(学問の要)⇒②的概念(生活かつ體驗される事實)⇒『一(體驗事實)以て之を貫く』( ②と自己との距離確立)⇒#孔子 ①への適應正常 |
〔#天命を知るとは #徂徠 の #仁齋 批判〕 ①天⇒からの關係〔知る工夫を重ねる(心法:仁齋學)〕ではなく〔①の②命ずるを知る(任:徂徠學)〕⇒②的概念(③民)⇒民を安んずる〔③と自己との距離確立〕⇒#孔子 ①への適應正常。 |
〔著 天命を知るとは 孔子 フロイトの近似性〕 ① 天⇒からの關係(②命ずるを知る・使命感自覺)⇒②的概念(③民・患者)⇒ひたすら民(患者)を安んずる(治療)〔③と自己との距離測定成立〕⇒#孔子 #フロイト ①への適應正常。 |
〔著 天命を知るとは #徂徠 #孔子 #論語 #天命〕 ①先王⇒からの關係(②道を説く使命感を自覺)⇒②的概念(#民)⇒ひたすら民を安んずる⇒孔子: ①への適應正常。 |
〔著『徂徠』・『辯名』〕 |
〔著『徂徠』・孔子〕 |
〔著 #哲学 #中庸 #孔子 #伊藤仁斎 〕 ①#論語 之極致⇒からの關係「②中庸」⇒③#平常心(②的概念)⇒③を深化・純化〔③と自己との距離測定成立〕⇒大義①を摑む(①への適應正常化)。 #朱子学 否定 #学問 |
〔著 #哲学 #仁斎 思想傳達の困難性〕 ① 論語・孔子(絶對的概念)⇒②思つて得る(①からの關係)⇒「アイロニー・反語・問答」(②的傳達概念)⇒を「訓詁註釋」的に學んで知るは不可能〔②と自分との距離不測定〕⇒仁齋への共鳴者(①への適應異常)。 |
〔著 #哲学 #孔子 #仁斎〕 ①道德(絶對的概念)⇒②衰退(①からの關係)⇒議論(②的概念)⇒一分高し〔議論と自分との距離不測定〕⇒賢智者の陥穽(①への適應異常)〔人間孔子の「對儒者達への根本的惱み」を仁齋は發見〕。 |
〔著『 ヒューマニズム』 伊藤仁齋〕 |
〔著『ヒューマニズム』 エリオット〕 |
〔著『ヒューマニズム』 熊澤蕃山〕 |
〔著『 ヒューマニズム』 中江藤樹〕 |
〔著『哲學』 西周〕 ① ダイモン(超自然的靈的存在)・賢徳⇒からの關係 ②ヒロソヒ #フィロソフィー⇒③希哲學(希ふ賢:②的概念)と命名し⇒徂徠學での人間發見で②と同質と把握〔③と自己との距離測定成立〕⇒西周:①への適應正常。 |
〔著『考へるといふ事』 本居宣長〕 |
〔著『プラトンの國家』〕 |